ウークイ
2016年08月18日
昨日は旧盆、
ウークイ(先祖をお見送りする日)
でしたね。
みなさまはどのように過ごされましたか?
お盆は、土地によってそのすごし方はさまざまですが
沖縄におけるお盆は、
エイサーが有名ですが (エイサーは先祖の御霊を弔うための踊りなんですよ。)
お盆の3日間、
お墓から先祖を家に招いてたくさんのご馳走を供え
元家(む~とぅや~)といわれる大きな仏壇がある家で親戚が集まりともにすごしたり、
縁のある仏壇のある家を何件も訪ねて挨拶まわりをしたりします。
その文化は宗教の枠を超えて、
普段クリスチャンやその他の宗教の方も
みなさん このお盆は参加される方が多いです。(すべての人ではありませんが)
ごちそうを女性たちが一緒につくったり
仏壇を整えて
たくさんの親族とお盆のご馳走やお酒をのみながら過ごします。
親だけではない 血のつながりを肌で感じることができ、
食やお盆の様式や儀式のひとつひとつにこめられている大切な先祖や両親を敬い感謝を忘れないという教えを
上の世代から受け継ぎながら
親から子、孫へ伝えることができる大切な場として重要な位置を占めていると思います。
沖縄が本土に比べて
核家族が少ないのも、
このように親族が集まる行事が多い文化ということも要因のひとつだと思われます。
普段なかなか会えない親族がともに会することで自分の地盤、ルーツを感じ、
自分が今ここに存在しているのが
自分だけの力ではなくたくさんの先祖の働きや愛の上に成り立っているのだと
深く感じることのできる日であるといえるでしょう
日本の、沖縄のすばらしいこの習慣、感性が
次世代に続きますように。
実際にお仏壇やお墓にお参りすることは大事ですが
本土から移住されている方や、
なかなか地元に帰ることのできない方も、
今ご自分のいる場所から
手を合わせてご先祖に感謝の気持ちを伝える時間がもてるといいですね!
ご先祖からのすばらしい守護がありますように!
愛をこめて
Sasha